【2025年最新】スタートアップ売却の相談先はどこ?選び方・流れ・注意点を解説

スタートアップの売却を考え始めたけれど、「誰に相談すればいいのか分からない…」と悩む経営者は多いものです。
VCや投資家からEXITを求められるケースもあれば、資金繰りや事業拡大のためにM&Aを検討するケースもあります。
本記事では、スタートアップ売却の主な相談先や選び方、実際の流れや注意点をわかりやすく解説。初めてのM&Aでも安心して進められるよう、相談先の比較ポイントも紹介します。
スタートアップ売却の主な相談先とそれぞれの特徴

下記の表に、スタートアップ売却の相談先の特徴や費用目安、向いている相談についてまとめました。
| 相談先 | 特徴 | 費用の目安 | 向いている相談内容 |
|---|---|---|---|
| M&A仲介会社・マッチングプラットフォーム | ・買い手探索から交渉支援までトータルサポート ・ネットワークが広く、スピード感あり | ・着手金無料~数百万円 ・成功報酬は取引額の3〜5%程度 | ・本格的に売却を進めたい ・買い手候補を幅広く探したい |
| ベンチャーキャピタル(VC) | 出資先のEXITを前提に、買い手紹介や共同打診が可能 | 相談自体は無料(ただし投資家目線が強い) | ・投資先EXITを検討したい ・既存投資家と調整したい |
| 事業会社・CVC | ・シナジーを目的とした戦略的買収に積極的 ・技術や人材を評価されやすい | 基本無料(ただし仲介を通じると仲介手数料が発生) | ・業界内でのM&A ・提携やシナジーを重視した売却 |
| 弁護士・会計士など士業 | ・契約書や税務処理など専門分野に強い ・交渉は限定的 | ・スポット相談で数万円〜 ・案件全体では数十万円〜 | ・契約内容の確認 ・税務処理や株式移転に関する相談 |
| 公的機関(事業承継・引継ぎ支援センター等) | ・中立的立場で初期相談に対応 ・無料で基礎情報を整理できる | 無料 | ・まず情報収集したい ・売却の流れを整理したい |
M&A仲介会社・マッチングプラットフォーム|買い手探索と交渉支援の中心
スタートアップの売却で最も利用されるのがM&A仲介会社やマッチングプラットフォームです。
豊富な買い手ネットワークを持っており、候補企業の探索から条件交渉、契約締結まで幅広くサポートしてくれます。

特に仲介会社は、経営者に代わって煩雑なやり取りを調整してくれるため、スピーディかつ安心して進めやすいのが特徴です。
最近ではマッチング型のサービスも増えており、幅広い選択肢から相談できます。

株式会社Camphor Treeでは、スタートアップ企業に特化した
「エグジット」・「資本政策」・「資金調達」に関するご支援を提供しております。
事業売却や資本政策にお悩みの方は、ぜひ無料相談からお気軽にご連絡ください。
ベンチャーキャピタル(VC)|投資先EXITや共同打診が可能
VCから出資を受けているスタートアップの場合、売却の相談先としてVCは外せません。投資家はEXITのタイミングを意識しており、事業会社への打診や買い手候補の紹介をサポートしてくれることもあります。
ただし、VCの目的は投資回収にあるため、経営者の意向と完全に一致しないケースもあります。相談は有効ですが、必ずしも中立的な立場ではない点を理解しておきましょう。
事業会社・CVC|戦略的買収やシナジー追求を目的とする
シナジーを目的とした買収を狙うなら、事業会社やCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)への相談が有効です。
ただし、交渉力の差が大きく出る場面も多いため、仲介会社や専門家を通じて交渉する方が安心です。直接相談する場合は、条件や将来のビジョンを明確にして臨む必要があります。
弁護士・会計士など士業|法務・税務に強み(交渉支援は限定的)
法務・税務の専門家である弁護士や会計士も、売却の相談先として役立ちます。契約書のリーガルチェックや株式・税務の処理など、専門性が求められる部分で心強い存在です。
ただし、基本的には交渉や買い手探索を担うわけではなく、スポット的な関与が中心になります。仲介会社と組み合わせて相談することで、より安心してM&Aを進められるでしょう。
公的機関(事業承継・引継ぎ支援センター等)|初期相談や情報収集向き
「まずは情報収集から始めたい」という場合には、公的機関への相談も選択肢です。事業承継・引継ぎ支援センターなどは、中立的な立場から相談を受け付けており、初期段階でのアドバイスや全体像の整理に役立ちます。

ただし、具体的な買い手候補の紹介や交渉支援まではカバーされないケースがほとんど。
実際の売却プロセスに進む際は、仲介会社など専門家との併用が欠かせません。
スタートアップの売却お悩みの方は「スタートアップに強いM&A仲介」への相談がおすすめ
スタートアップの売却は、一般的なM&Aとは評価基準や進め方が大きく異なります。VCや投資家との調整、スピード感ある交渉など専門性が欠かせるため、特化した仲介会社に相談するのが安心です。実績やネットワークを持つプロが伴走してくれることで、初めての売却でも有利に進めやすくなります。
ここでは、スタートアップに強いM&A仲介を紹介していきます。

スタートアップに強いM&A仲介について、下記の表にまとめました。
| サービス名 | 会社名 | 費用 | 特徴 | 事業内容 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|
| Camphor Tree | 株式会社 Camphor Tree | 完全成功報酬制(最低成功報酬500万円、手数料は取引価格等により変動・要問い合わせ) | ・売主は着手金・中間報酬・月額報酬無料 ・専門チームが安全・適正なM&A手続きを担保 ・伴走型コンサルティングサービス ・独自プラットフォームで迅速なアプローチ ・豊富なM&Aアドバイザリー実績 | ・M&A仲介及びアドバイザリー業務 ・企業価値評価、デューデリジェンス業務 ・M&Aプラットフォームの開発・運用 | https://mafrontier.com/ |
| STARTUP M&A | プロトスター株式会社 | 完全成功報酬型(着手金・中間報酬・月額報酬なし) | ・スタートアップM&Aに特化した専門家集団 ・1万社以上のスタートアップ、3,000社以上の買い手ネットワーク ・資本政策(優先株式・持株比率)、アーンアウト等に精通 ・VC・CVC出身者が多数在籍 | ・スタートアップ向けM&A仲介 ・資本政策・契約交渉の支援 ・投資家・買い手とのマッチング ・クロージングまでの総合サポート | https://startup-ma.net/ |
| Sbro Acceleration | ソーシング・ブラザーズ株式会社 | 案件ごとに個別設定(資本政策支援や伴走支援が中心) | ・EXITを見据えた成長支援 ・経営チームへの実践的サポート ・国内外投資家との強固なネットワーク | ・アクセラレーションプログラム運営 ・M&A・事業提携支援 ・資金調達・資本政策サポート | https://sbro.co.jp/service/acceleration/ |
| STart | 株式会社ストライク | 成功報酬型(レーマン方式が基本)※最低報酬額あり(要相談) | ・東証プライム上場の独立系M&A仲介会社 ・公認会計士を中心に専門家が多数在籍 ・豊富な買い手ネットワークと幅広い業種対応 ・情報管理・コンプライアンス体制が整備 | ・M&A仲介・アドバイザリー業務 ・企業価値算定、財務・税務・法務の総合支援 ・事業承継支援やスタートアップの資本提携 ・イグジット支援 | https://www.strike.co.jp/ |
| スタートアップM&Aパートナー | エスイノベーション株式会社 | 完全成功報酬型(着手金・中間報酬なし、成功報酬は取引額の数%) | ・スタートアップ特化のM&A仲介 ・資本政策やVC調整にも対応 ・スピード感ある伴走支援 | ・M&A仲介 ・企業価値評価 ・EXIT戦略立案 ・買い手マッチング・交渉支援 | https://sinnovation.jp/startupma-lp/ |

M&A仲介を挟まずに進めると、以下のようなリスクがあります。

Camphor Tree→スタートアップに完全特化

| 会社名 | 株式会社 Camphor Tree |
| 費用 | 完全成功報酬制 成功報酬の最低額は500万円 手数料は取引価格などで変動するため要問い合わせ |
| 特徴 | ・売主は着手金・中間報酬・月額報酬無料 ・専門チームが安全・適正なM&A手続きを担保 ・伴走型コンサルティングサービス ・独自のM&Aプラットフォームで迅速なアプローチ ・M&Aアドバイザリー実績が豊富 |
| 事業内容 | ・M&Aの仲介及びアドバイザリー業務 ・企業価値評価、デューデリジェンス業務 ・M&Aプラットフォームの開発・運用 |
| 公式サイト | https://mafrontier.com/ |
Camphor Treeは、スタートアップに特化したM&Aアドバイザリーサービスをはじめ、資本政策や資金調達支援など幅広いサービスを提供します。弁護士主導による高度なリーガル対応と、公認会計士・税理士・戦略コンサルタントが連携するワンストップ支援体制により、成長戦略からEXIT、セカンダリー取引まで一貫したサポートを実現します。
豊富な投資家・CVCネットワークを活かし、企業と資本を最適につなぐことで、スタートアップの持続的な成長とイノベーションの加速を支援しています。
提供サービス内容
スタートアップ向けサービス
・M&Aによる成長戦略・エグジット支援
・セカンダリー取引支援
・資本政策支援
・資金調達支援
事業会社・CVC向けサービス
・M&Aアドバイザリー
・セカンダリー取引支援
VC向けサービス
・セカンダリー取引支援
・M&Aアドバイザリー
各種手続きのバックアップはもちろん、株式価値の無料算定やデューデリジェンスのサポートも任せられるので、「M&Aのことがよく分からない」という方でも安心です。

売りたい方・買いたい方どちらのサポートにも精通しておりますので、安心してお任せください!
STARTUP M&A → スタートアップ専門のM&A支援|マッチング〜クロージングを伴走

| 会社名 | プロトスター株式会社 |
| 費用 | 完全成功報酬型 ※着手金・中間報酬・月額報酬なし |
| 特徴 | ・スタートアップM&Aに特化した専門家集団 ・1万社以上のスタートアップ、3,000社以上の買い手ネットワーク ・資本政策(優先株式・持株比率)やアーンアウト、ロックアップ等に精通 ・実務経験豊富なVC・CVC出身者が在籍 |
| 事業内容 | ・スタートアップ向けM&A仲介資本政策・契約交渉の支援 ・買い手企業・投資家とのマッチング ・クロージングまでの総合サポート |
| 公式サイト | https://startup-ma.net/ |
STARTUP M&Aは、スタートアップ企業に特化したM&A仲介プラットフォームです。特徴的なのは、スタートアップ経営者に寄り添った支援スタイルです。資本政策やEXIT戦略に精通したアドバイザーが、初回の相談からクロージングまで一貫してサポート。
さらに、完全成功報酬型を基本とした料金体系で、着手金や中間報酬は不要。経営者がリスクを負わずに相談を始められる点も安心材料です。秘密保持体制も整っているため、社員や取引先に知られることなく売却を進められるのも魅力。
初めてのM&Aに不安を感じるスタートアップ経営者にとって、スピード感と専門性を兼ね備えた頼れる相談先と言えるでしょう。
Sbro Acceleration → スタートアップM&Aをワンストップ支援|VC/CVC連携も可

| 会社名 | ソーシング・ブラザーズ株式会社 |
| 費用 | 案件ごとに個別設定(資本政策支援や伴走支援が中心) |
| 特徴 | ・EXITを見据えた成長支援 ・経営チームへの実践的サポート ・国内外投資家との強固なネットワーク |
| 事業内容 | ・アクセラレーションプログラム運営 ・M&A・事業提携支援 ・資金調達・資本政策サポート |
| 公式サイト | https://sbro.co.jp/service/acceleration/ |
Sbro Accelerationは、スタートアップの成長とEXITを総合的に支援するアクセラレーションサービスです。単なる資金提供にとどまらず、M&Aや事業提携を見据えた実践的なサポートが特徴です。特に、事業戦略や組織づくりに深く関わり、経営チームと一緒に「売却後もスムーズに成長できる体制」を整える点が強み。
また、資本政策や資金調達フェーズから関与できるため、「IPOとM&Aのどちらを選ぶべきか」といった戦略面の相談にも対応可能。EXITをゴールとした支援に強みがあるため、売却を視野に入れ始めた段階から相談することで、より有利な条件でディールを進めやすくなります。
スタートアップの成長過程を熟知したパートナーとして、経営者に寄り添いながら成功に導いてくれる存在です。
STart→ 上場大手の専門チーム&豊富な買い手ネットワーク

| 会社名 | 株式会社ストライク |
| 費用 | 成功報酬型(レーマン方式が基本)※最低報酬額あり(要相談) |
| 特徴 | ・東証プライム上場の独立系M&A仲介会社 ・公認会計士を中心に専門家が多数在籍 ・豊富な買い手ネットワークと幅広い業種対応 ・情報管理・コンプライアンス体制が整備されている |
| 事業内容 | ・M&A仲介・アドバイザリー業務 ・企業価値算定、財務・税務・法務の総合支援 ・事業承継支援やスタートアップの資本提携 ・イグジット支援 |
| 公式サイト | https://www.strike.co.jp/ |
STart(エスタート)は、M&A仲介大手のストライクが提供するスタートアップ向けM&A支援サービスです。従来の中小企業M&Aと異なり、スタートアップ特有のスピード感や資本政策への対応を重視して設計されています。
STartでは、VCや事業会社とのネットワークを活かし、成長分野のスタートアップと積極的にマッチング。特にテクノロジーや新規事業とのシナジーを狙う買い手企業を幅広く紹介できるのが強みです。
また、企業価値評価やEXIT戦略の立案から、条件交渉、クロージングまで一貫してサポートしてくれるため、初めてM&Aに臨む経営者でも安心。豊富な実績と大手仲介ならではのノウハウを兼ね備えたSTartは、IPO以外の選択肢を模索するスタートアップにとって心強い相談先といえるでしょう。
スタートアップM&Aパートナー → 地方発スタートアップにも強い伴走型仲介

| 会社名 | エスイノベーション株式会社 |
| 費用 | 完全成功報酬型(着手金・中間報酬なし、成功報酬は取引額の数%) |
| 特徴 | ・スタートアップ特化のM&A仲介 ・資本政策やVC調整にも対応 ・スピード感ある伴走支援 |
| 事業内容 | ・M&A仲介 ・企業価値評価 ・EXIT戦略立案 ・買い手マッチング・交渉支援 |
| 公式サイト | https://sinnovation.jp/startupma-lp/ |
スタートアップM&Aパートナーは、スタートアップの売却・買収に特化したM&A仲介サービスです。特徴は、スタートアップならではのスピード感と成長性を理解したサポート体制にあります。資本政策や株主構成、VCとの調整など、一般的な中小企業M&Aとは異なる複雑な課題に対応できる専門チームが伴走してくれます。
また、完全成功報酬型を採用しているため、着手金や中間報酬の負担がなく、リスクを抑えて相談を始められるのも魅力です。さらに、テクノロジー分野や成長産業の買い手企業・投資家とのネットワークが充実しており、シナジーを重視したマッチングを実現。
IPOが難しい、あるいは早期EXITを検討しているスタートアップにとって、信頼できる相談先の一つといえるでしょう。
スタートアップ売却の相談先の選び方
スタートアップの売却では、相談先の選び方がその後の条件やスピードに大きく影響します。料金体系や実績はもちろん、買い手ネットワークや情報管理の体制なども重要です。
ここでは相談先を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説します。

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料金体系|着手金・成功報酬などコスト構造を確認
M&A仲介会社を選ぶ際にまず確認したいのが料金体系です。着手金が無料でも成功報酬が高めだったり、逆に月額費用が発生するケースもあります。

スタートアップの売却は金額規模が数億円単位になることも多いため、成功報酬のパーセンテージが数百万円以上の差につながります。
事前に「着手金の有無」「成功報酬の料率」「最低報酬額」をしっかり確認し、自社に合ったコスト構造を選びましょう。
実績と専門性|スタートアップM&Aへの対応力
M&Aの実績や得意分野は、相談先を決めるうえで重要なポイントです。スタートアップM&Aはスピード感やテクノロジー理解が求められるため、一般的な中小企業M&Aとは勝手が違います。
過去にどんなスタートアップ案件を手掛けているのか、業界ごとの知見があるかを確認しておくと安心です。
買い手ネットワーク|VC・事業会社・海外投資家とのつながり
買い手候補をどれだけ紹介してもらえるかは、仲介会社のネットワーク力に大きく左右されます。国内のVCや事業会社だけでなく、海外投資家ともパイプを持つ仲介会社なら、より高値での売却チャンスも広がります。

自社の事業特性や成長ステージに合った買い手を提案してくれるかどうかがポイント。
ネットワークの幅と質をしっかり確認しておきましょう。
秘密保持と情報管理|NDA・データ管理の徹底度
売却相談では自社の財務情報や事業戦略といった機密情報を扱うため、秘密保持の体制が重要です。

NDA(秘密保持契約)の徹底はもちろん、情報の管理方法やアクセス制限についてもチェックしておきたいところ。
特にマッチングプラットフォームを利用する場合は、情報がどの範囲で開示されるのかを確認しておくと安心です。信頼できる管理体制の有無が、安心して相談できるかどうかを左右します。
サポート体制とクロスボーダー対応|伴走力と海外案件への強さ
M&Aは数ヶ月から1年以上かかることもあり、その間どれだけ伴走してくれるかは重要な判断基準です。

売却交渉や条件調整のサポートはもちろん、クロスボーダー案件に対応できる体制があるかどうかも確認ポイント。
海外投資家や外資系企業をターゲットにする場合は、英語対応や海外ネットワークの有無が大きな差になります。単なる仲介ではなく、長期間信頼して相談できるパートナーを選ぶことが成功への近道です。
スタートアップ売却相談の流れ【ステップ解説】
スタートアップの売却は、初回相談からクロージングまで複数のステップを踏んで進みます。流れを理解しておくことで、準備不足や交渉の遅れを防ぎ、スムーズにEXITを実現できます。
ここでは相談から契約までの基本的なプロセスを解説します。
初回相談・NDA締結|株主合意やEXIT方針を整理
最初のステップは仲介会社や専門家への初回相談です。この段階では会社の状況や売却の目的を整理し、株主や投資家とEXIT方針をすり合わせておくことが大切です。
機密情報を共有するため、必ずNDA(秘密保持契約)を結び、安心して情報開示できる環境を整えます。
企業価値評価・資料準備|ARRやIP・体制を確認
次に行うのが企業価値評価です。スタートアップの場合、ARR(年間経常収益)やプロダクトの知的財産(IP)、チーム体制などが重要な評価ポイントになります。
同時に、財務諸表や事業計画書などの資料も準備しておきましょう。情報が整理されているほど、買い手からの信頼を得やすく、スピーディーに交渉が進みます。
打診・マッチング|候補先を絞り交渉準備
企業価値が整理できたら、買い手候補への打診とマッチングに入ります。仲介会社のネットワークを活用して複数の候補をリストアップし、シナジーが高そうな企業にアプローチします。
この段階では情報をどの範囲まで開示するかを慎重にコントロールしつつ、条件交渉に進むための候補先を絞り込みます。
条件交渉・DD|LOI・アーンアウト・各種調査
マッチングが成立すると、条件交渉に入ります。基本合意書(LOI)の締結や、アーンアウト条件の調整などがここで行われます。
また、デューデリジェンス(財務・法務・税務の調査)も実施され、リスクや問題点がないか徹底的に確認されます。

スタートアップに特有の知財や契約関係もチェック対象になるため、専門家のサポートは欠かせません。
最終契約・クロージング|契約締結とPMI計画
最終段階では、最終契約書を締結しクロージングを迎えます。株式譲渡や資金の受け渡しが行われ、正式に売却が成立。ここからはPMI(経営統合プロセス)の準備も重要です。買い手企業とのシナジーを最大化するため、チーム体制やオペレーションの調整を進めていきます。
売却後のスムーズな移行を見据えて動くことで、経営者・従業員・買い手の三方にとって満足度の高いEXITとなります。

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スタートアップの売却相談のベストタイミングとは?
スタートアップの売却は、いつ相談を始めるかによって条件や成功確率が大きく変わります。資金繰りに追われてからでは遅く、成長段階や戦略転換のタイミングを見極めることが重要です。
ここでは相談に最適な時期を整理します。
PMF達成〜成長加速期(シリーズA/B)でEXITを検討し始めた時
スタートアップにとって最も理想的な売却タイミングは、PMF(プロダクト・マーケット・フィット)を達成し、シリーズAやBで成長が加速している段階です。
市場での評価が高まり、買い手から見ても「伸びしろがある企業」と映るため、高い企業価値をつけやすくなります。

この時期に相談を始めておけば、選択肢が広がり、より有利な条件でEXITを実現できる可能性が高まります。
資金繰りが悪化する前

資金がショートしてから慌てて売却を進めると、買い手に足元を見られてしまい、希望より低い条件でのディールになりがちです。
資金繰りに余裕があるうちから「売却」という選択肢を検討しておくことで、交渉を優位に進められます。
実際にM&A仲介会社へ早めに相談することで、複数の候補を比較しながらじっくりと最適な相手を選べる環境を整えられるでしょう。
IPO断念・競合台頭など戦略転換のタイミング

当初はIPOを目指していたが、環境変化や上場基準のハードルで断念するケースも少なくありません。
また、競合の急成長によって市場シェア確保が難しくなった場合も、売却を検討する大きなきっかけになります。このような戦略転換の局面でM&Aを選べば、経営資源を次の成長に活かしつつ、創業者や株主も納得できるEXITが可能になります。
スタートアップ売却の相談に関してよくある質問
Q. 初回相談は無料ですか?費用体系はどう違いますか?
多くのM&A仲介会社では、初回相談は無料で受け付けています。
費用体系は大きく「完全成功報酬型」と「着手金+成功報酬型」に分かれます。スタートアップM&Aでは、成功報酬が取引額の数%かかるのが一般的ですが、着手金が不要な会社を選べばリスクを抑えて相談可能です。
自社に合った費用体系かどうかを事前にチェックしておきましょう。

スタートアップM&Aを検討している方は、「Camphor Tree」にご相談ください

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Q. 小規模/赤字でも相談できますか?
はい、可能です。
スタートアップは黒字化していなくても、技術・顧客基盤・人材が評価されて高値で売却されるケースもあります。実際、ARRがまだ数億円規模でも買収された事例は多くあります。

重要なのは「将来性」や「シナジーの可能性」であり、赤字だからといって諦める必要はありません。
まずは気軽に相談してみるのが第一歩です。
Q. 相談から成約までどれくらい期間がかかりますか?
目安としては6か月〜1年程度が一般的です。
初期の相談や資料準備に数週間、買い手候補への打診や交渉に数か月、さらにデューデリジェンスや契約締結に時間がかかります。案件の規模や条件次第では短期間でまとまることもありますが、余裕をもったスケジュールで動くのがおすすめです。
Q. 匿名・NDA前提での初回相談は可能ですか?
はい、ほとんどの仲介会社は匿名での相談や、NDAを締結した上での情報開示に対応しています。
特にスタートアップの場合は、社員や投資家、取引先に知られずに進めたいというニーズが多いため、秘密保持は基本中の基本です。安心して情報を共有できる体制が整っているかどうかも、仲介会社を選ぶポイントになります。
Q. 相談前に準備すべき資料は何ですか?(資本政策表・KPI・主要契約 等)
最低限用意しておきたいのは、資本政策表や株主構成、主要KPI(ARR、チャーンレート、LTVなど)、そして主要な取引契約の情報です。これらが揃っていると企業価値の評価がスムーズに進み、買い手側からの信頼も得やすくなります。
完璧でなくても、まずは手元にある資料を整理してから相談を始めると安心です。