ウェブサイトのM&Aの相場はいくら?高く売却するポイントも解説!
ウェブサイトを運営している皆さん、 「そろそろサイトを売却して、新しいことに挑戦したいな…」 そう考えたことはありませんか? あるいは、 「優良なウェブサイトを買収して、事業を拡大したい!」 という方もいらっしゃるかもしれません。
ウェブサイトのM&A(売却・買収)は、 近年ますます注目を集めていますが、 気になるのはやはり「相場」ですよね。 この記事では、 実際の売却案件を基に、 アフィリエイトサイト、ブログ、ECサイトなど、 様々な種類のウェブサイトのM&A相場を徹底解説します。
さらに、 相場よりも高く売れるサイトの特徴や、 逆に安く売れてしまうサイトの特徴もご紹介します。 売却時に発生する費用の相場や、 M&Aを成功させるための仲介サービスの活用法、 よくある質問にもお答えしますので、 ぜひ最後までお読みください。

ウェブサイトのM&Aの相場について、すぐに知りたい方は、下記の画像をご覧になってください。

実際の売却案件から考察!ウェブサイトのM&Aの相場

ウェブサイトM&Aの相場は、一概には言えません。なぜなら、サイトの種類、収益性、将来性など、様々な要素によって大きく変動するからです。
しかし、実際の売却案件を参考にすることで、ある程度の相場観を掴むことができます。ここでは、代表的なウェブサイトの種類別に、M&Aの相場を見ていきましょう。
アフィリエイトサイトの売却相場
アフィリエイトサイトの売却相場は、一般的に「月間収益×12~36ヶ月分」程度と言われています。例えば、月間収益が10万円のアフィリエイトサイトであれば、120万円~360万円が相場となります。
アフィリエイトサイトとは?
・アフィリエイトサイト・・・アフィリエイト広告(ASP)を活用し、商品・サービスの紹介で収益を得るサイト。SEOの評価が高いサイトほど高額で売却されやすい。
ただし、これはあくまで目安であり、以下の要素によって変動します。
「収益の安定しているサイト」や「SEO評価を強化した将来性のあるサイト」は高い評価を得やすくなるでしょう。
ブログ・メディアサイトの売却相場
ブログやメディアサイトの売却相場は、アフィリエイトサイトと同様に「月間収益×12~30ヶ月分」程度が目安です。ブログの場合、収益源がアフィリエイト広告か、Google AdSense広告かによっても相場が異なります。
また、ブログの種類(特化型ブログか雑記ブログか)によっても評価が変わります。このようにブログ売却の相場は幅広く、ブログの種類や特徴によって売却額は大きく異なります。
ブログ・メディアサイトは以下のような基準で評価されます。
評価基準を踏まえてブログ・メディアサイトの価値を高めるためには、以下の点が重要です。
ECサイト(自社運営)の売却相場
自社で商品を販売しているECサイトの売却相場は、一般的に「年間売上の0.5~1.5倍」程度と言われています。例えば、年間売上が1000万円なら500万~1500万円です。
ただし、ECサイトの場合は売上だけでなく、以下の5つの要素も重要になります。
ECサイトのM&Aでは、商品の在庫や物流体制なども評価対象となるため、事前の準備が重要です。
サブスクリプション型サイトの売却相場
月額課金制のサブスクリプション型サイトは、安定的な収益が見込めるため、M&A市場で人気があります。相場は、「年間利益×1.5~3倍」程度が目安となります。
サブスクリプション型サイトの価値を高めるためには、以下の3つが重要です。
SNS・コミュニティサイトの売却相場
SNSやコミュニティサイトの売却相場は、「ユーザー数×数百円~数千円」程度です。しかし収益化の方法によって評価されるポイントが異なります。
・広告収入の場合・・・PV数やUU数などが評価対象
・会員制の場合・・・会員数やアクティブ数が重要
またSNS・コミュニティサイトのM&Aにおいて、価値を高めるためには、以下の4つが重要になります。
収益モデルを確立し、売却後も運営しやすい状態を整えておくと、より高く売れるでしょう。
Webサービス・SaaSの売却相場
WebサービスやSaaS(Software as a Service)の売却相場は、サブスクリプション型サイトと同様に、「年間売上×2~5倍」程度が目安となります。ただし、SaaSの場合は技術的な要素も評価の対象となります。
Webサービス・SaaSのM&Aでは、以下の点が重要になります。
これらのポイントを考慮しつつ、利用者が増えている成長段階で売却することで、より高い金額で売れるでしょう。
ここまでの相場はあくまで目安であり、個別の案件によって大きく変動することを理解しておきましょう。またサイトM&Aにおいては、売主と買主の当事者同士の取引であるため、お互いが合意した金額が最終的な売却価格となります。
相場よりも高く売れるウェブサイトの特徴

ウェブサイトのM&Aにおいて、相場はあくまでも目安です。以下の特徴を持つウェブサイトは、相場よりも高く売れる可能性があります。
- 収益が安定しており、長期的な利益が見込める
- SEO評価が高く、検索流入が安定している
- 継続収益が見込めるサブスクリプション型ビジネス
- ブランド力・ドメイン価値が高い
- 買い手が引き継ぎやすい運営体制になっている
- トレンドに左右されにくいビジネスモデル
ぜひ参考に、あなたのサイトの価値を高めてみてください。
1. 収益が安定しており、長期的な利益が見込める
買い手はウェブサイトを買収する際、将来的な収益を気にしています。そのため、長期的に収益が安定しており、この先も利益が見込めるサイトは高く評価されます。
具体的には、以下のような点が重要です。
売却直前に売上を大きく伸ばすよりも、「安定した収益」をアピールする方が評価されます。収益の安定性を示すために、過去の収益データやアクセス解析データなどを準備しておきましょう。
2. SEO評価が高く、検索流入が安定している
SEO評価が高く、検索エンジンからの流入が安定しているウェブサイトは、集客力が高く、安定的な収益が期待できます。SEOによる集客が安定しているサイトは、収益の持続性が高いため、売却価格が上がりやすいでしょう。
具体的には、以下のような点が評価されます。
一時的なSEO順位ではなく、長期間安定して上位表示されるサイトを目指していきましょう。
3. 継続収益が見込めるサブスクリプション型ビジネス
サブスクリプション型ビジネスは、毎月安定した収益が見込めるため、買い手にとって魅力的なビジネスモデルです。中でも会員制サイトやSaaSなど、継続課金モデルを持つサイトは高く評価されます。
またユーザーの定着率が高く、LTV(顧客生涯価値)が高いサイトも、買い手にとって魅力的です。
より高く売るためには、以下のようなポイントを心がけてください。
サブスクリプション型ビジネスのウェブサイトを売却する場合は、会員や継続率、解約率などのデータを提示できるように準備しておきましょう。
4. ブランド力・ドメイン価値が高い
長年の運営で培われたブランド力や覚えやすくSEOにも強いドメインは、ウェブサイトの価値を高める要素となります。ブランド力があることで、顧客からの信頼度が高く、集客や販売促進に繋がりやすいからです。
ブランド力やドメイン価値を高めるためのポイントは以下の通りです。ぜひ参考にしてみてください。
ブランド力やドメイン価値をアピールするために、顧客からの評価や口コミ、ドメイン取得からの年数などを提示できるようにしておきましょう。
5. 買い手が引き継ぎやすい運営体制になっている
ウェブサイトの運営体制が整っており、買い手がスムーズに引き継げる状態になっていることも重要です。属人化された運営体制は、引き継ぎが難しく、評価が下がる可能性があります。
具体的には、以下のような点が重要です。
運営体制を示すために、運営マニュアルや業務フロー図などを準備しておきましょう。
6. トレンドに左右されにくいビジネスモデル
一時的なトレンドに乗ったビジネスモデルは、将来的な収益が不安定になりやすく、評価が低くなる傾向があります。長期的に安定した収益が見込めるビジネスモデルであるほど、高く評価されます。
Googleのアルゴリズムアップデートや市場変化に強いサイトは、買い手にとって安心材料になるでしょう。
より評価を高めるためには、以下のポイントを意識してみてください。
トレンドに左右されにくいビジネスモデルであることを示すために、市場の動向や競合の状況などを分析したデータを用意しておきましょう。
相場よりも安く売れてしまうウェブサイトの特徴

ウェブサイトM&Aでは、サイトの状態や収益モデルによって評価が下がり、相場よりも安く売却せざるを得ないケースがあります。
以下のような特徴を持つサイトは、買い手からの評価が低くなり、売却価格が下がる可能性が高いです。
- 収益が不安定で、将来性が見込めない
- .SEO評価が低く、検索流入が減少している
- 運営に手間がかかりすぎる(属人化している)
- 収益のほとんどが広告や単一の収益源に依存している
- サイトの更新が止まっており、放置されている
- 過去にペナルティを受けたことがある
1.収益が不安定で、将来性が見込めない
ウェブサイトの価値を評価する上で、収益の安定性は非常に重要な要素です。収益が不安定で、今後の成長が見込めないと判断された場合、どうしても評価は低くなってしまいます。
特に以下のような場合だと、将来性が見込めないと判断されてしまいます。
これらのような状態を避け、ウェブサイトの将来性を高めていくために、以下のようなポイントを意識してみてください。
2.SEO評価が低く、検索流入が減少している
SEO(検索エンジン最適化)は、ウェブサイトへのアクセス数を左右する重要な要素です。SEO評価が低く、検索エンジンからの流入が減少しているウェブサイトは、集客力が低いと判断され、評価が下がってしまいます。
以下のような状態に陥っていると、集客力が低いと判断されてしまいます。
集客力を高め、ウェブサイトの将来性を示すために以下の対策を実施してみてください。
3.運営に手間がかかりすぎる(属人化している)
ウェブサイトの運営に手間がかかりすぎたり、特定の担当者に業務が集中している(属人化している)場合も、評価が下がる要因となります。買い手は、引き継ぎが容易で安定的な運営が可能なウェブサイトを求めているためです。
以下のような状態に陥っている場合は、運営体制を見直す必要があるでしょう。
運営体制を見直す際には、以下のような対策を実施してみてください。
4.収益のほとんどが広告や単一の収益源に依存している
収益源が広告収入や特定の商品・サービスに偏っている場合、その収益源が途絶えた際にサイト全体の収益が大きく落ち込むリスクがあります。買い手はリスクを避ける傾向にあるため、収益源が多様でないサイトは評価が低くなる可能性があります。
収益源を分散させるためには、以下のような対策を試してみてください。
5.サイトの更新が止まっており、放置されている
サイトの更新が長期間止まっている、またはほとんど放置されている状態のウェブサイトは、鮮度が低く価値が低いと判断されます。
コンテンツの陳腐化やセキュリティリスクの増加など、様々な問題が懸念されるため、買い手は二の足を踏んでしまうでしょう。 定期的な更新を行い、サイトの鮮度を保つことが重要です。
サイトを活性化させるためには、以下のような施策を行いましょう。
売却の直前にでもコンテンツを更新し、サイトのアクティブ度を維持しましょう。それによりサイトが「成長可能な資産」であることをアピールできます。
6.過去にペナルティを受けたことがある
過去にGoogleなどの検索エンジンからペナルティを受けたことがあるウェブサイトは、その影響が残っている可能性があり、SEO評価が回復していない場合があります。
過去にペナルティを受けていると、以下のような影響を受ける可能性があります。
ペナルティの内容によっては、買い手がリスクを感じ、購入をためらう要因となるので注意しましょう。
ペナルティからの回復には時間がかかる場合がありますが、以下の対策を行うことで、徐々に評価を回復させることができます。
【注意】ウェブサイトの売却に伴い発生する費用の相場も理解しておこう

ウェブサイトのM&Aでは、売却額(買収額)だけでなく、発生する費用も考慮に入れる必要があります。
ここでは、主な費用とその相場について解説します。これらの費用を事前に把握しておくことで、より正確な収支計画を立てることができるでしょう。
発生する費用の種類や相場などについて下記の表にまとめましたので、こちらも参考にしてみてください。
費用の種類 | 概要 | 費用相場 | 発生タイミング |
---|---|---|---|
売買手数料 | M&Aプラットフォームの成約報酬 | 売却額の3〜10% | 売却成立時 |
仲介手数料 | M&A仲介会社のサポート報酬 | 売却額の10〜30%(着手金ありの場合も) | 売却成立時(または着手金で事前発生) |
サイト移行費用 | ドメイン・サーバー・データ移行の作業費用 | 5万〜30万円 | サイト引き渡し時 |
税金(個人) | 事業所得 or 譲渡所得として課税 | 5〜45%(所得税+住民税)、または短期39% / 長期20% | 確定申告時 |
税金(法人) | 売却益に法人税が課税 | 約23〜30% | 決算時 |
売買手数料
売買手数料は、売却が成立した際に、M&Aプラットフォームや仲介会社に支払う手数料です。「成約報酬」や「成功報酬」とも呼ばれます。
費用相場は一般的にはサイト売却価格の3〜10%程度になっています。この金額は、売却額が高いほど手数料率は低くなる傾向にあります。
売買手数料の有無や金額は、M&Aプラットフォームごとに異なるため、事前に確認するようにしましょう。また個人間取引では発生しませんが、手続きのリスクが高くなるため、仲介サービスを利用する方が安心です。
仲介手数料
M&A仲介会社を利用する場合、仲介手数料が発生します。仲介手数料は、価格交渉・買い手探し・契約書作成など、M&Aプロセス全般のサポート料です。
成功報酬型、もしくは着手金+成功報酬型が一般的で、それぞれの費用相場は以下の通りです。
・成功報酬型・・・売却額の10〜30%
・着手金+成功報酬型・・・着手金10万〜50万円+売却額の5〜20%
費用が発生するタイミングは売却成立後が多く、一部のサービスでは、契約前の着手金や月額費用が必要な場合もあります。
また売却額が高額な場合は、手数料が割高になる可能性があるため、複数の仲介会社を比較検討するのが重要です。もし費用を抑えたいのなら、M&Aマッチングサイトを利用し、自分で交渉するのも選択肢の1つでしょう。
サイト移行にかかる費用
ウェブサイトの売却後、サイトのデータやドメインなどを買い手側に移行する必要があります。この移行作業には、ドメイン移管・サーバー移行・データベース移行・SEO対策の引き継ぎなどが含まれます。技術的な知識が必要となる場合もあるため、専門業者に依頼することも可能です。
この作業を外部に依頼すると費用が発生し、サイトの規模や複雑さで異なりますが、一般的に5万円〜30万円程度かかります。
サイト移管作業を売り手自身で対応できる場合が費用を抑えられるので、まずは外部に依頼するのかどうかを検討しましょう。
売却に伴う税金
ウェブサイトを売却する際、売却益(利益)が発生した場合は、税金がかかる可能性があります。具体的には、売却した人の立場(個人 or 法人)や売却方法 によって、課税対象となる税金の種類が異なります。
売却した人の立場や課税対象について以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
売却者 | 課税対象 | 税率 | 特記事項 |
---|---|---|---|
個人(事業所得扱い) | 所得税+住民税 | 5〜45%(累進課税) | 必要経費を控除可能 |
個人(譲渡所得扱い) | 短期譲渡所得(5年未満) | 約39% | 50万円の特別控除あり |
個人(譲渡所得扱い) | 長期譲渡所得(5年以上) | 約20% | 50万円の特別控除あり |
法人 | 法人税 | 約23〜30% | 消費税は発生しない |
個人がサイトを売却した場合の税金
個人でサイトを運営し、売却した場合、売却益は「譲渡所得」または「事業所得」に分類され、所得税・住民税の対象 となります。
「事業所得」と「譲渡所得」になる場合の2つのパターンに分けて、解説していきます。
事業所得と譲渡所得
① サイト売却が「事業所得」扱いになる場合(通常の事業運営)
・確定申告で、総所得として計上する
・必要経費(サイト運営費用など)を差し引ける
・累進課税のため、所得額に応じて税率(5%〜45%)が適用される
例:月10万円のアフィリエイト収益があるサイトを120万円で売却した場合
120万円が事業所得として計上され、年間の総所得に加算される。
必要経費(ドメイン代、サーバー代、SEO対策費用など)を差し引ける。
確定申告時に税率に応じた所得税+住民税(約10%)が課される。
② サイト売却が「譲渡所得」扱いになる場合(個人の資産として売却)
・サイト運営が副業・趣味レベルで、事業とみなされない場合に適用
・特別控除50万円が適用される
・サイトを所有していた期間が5年以下なら「短期譲渡所得(税率約39%)」、5年以上なら「長期譲渡所得(税率約20%)」
例:副業で運営していたサイトを100万円で売却した場合
100万円−50万円(特別控除)=50万円が課税対象
短期譲渡所得なら、所得税+住民税で約39%の税率が適用される
長期譲渡所得なら、税率約20%が適用される
個人事業主の場合は「事業所得」、副業や単発の売却なら「譲渡所得」となるケースが多くなっています。しかし明確な区分は税務署の判断次第のため、税理士に相談するのがベストでしょう。
法人がサイトを売却した場合の税金
法人がウェブサイトを売却した場合、売却益は「法人税」の対象 となります。サイト売却益は、会社の利益として計上されるため、通常の法人税率が適用されます。
ただし、サイト売却は資産譲渡とみなされるため、消費税の課税対象にはなりません。
法人税の計算方法は以下の通りなので、ぜひ参考にしてみてください。
例を交えて解説!
・法人がサイトを500万円で売却し、取得費用が200万円の場合
課税所得=500万円−200万円=300万円
300万円に対して法人税率(約23%)が適用され、法人税約69万円が発生
ウェブサイトをM&Aする際は「仲介サービス」を利用しよう

ウェブサイトのM&Aは、専門的な知識や交渉スキルが求められるため、個人で行うのはハードルが高い場合があります。そこで、おすすめなのがM&A仲介サービスの利用です。
仲介サービスを利用することで、以下のようなメリットがあります。
メリット | 詳細 |
---|---|
適正な売却価格の査定 | 市場相場に基づいた適正価格を提示してもらえる |
買い手・売り手のマッチング | 信頼できる買い手を効率的に探せる |
契約交渉のサポート | 価格交渉や条件調整をプロが代行 |
トラブル回避 | 法務・財務のチェックを行い、リスクを減らせる |
サイト移行のサポート | ドメイン・サーバー・運用引き継ぎをスムーズに進められる |
手続きの簡略化 | 契約書作成や税務処理のアドバイスを受けられる |
売却成功率の向上 | 個人で売るよりも買い手が見つかりやすい |
M&A仲介サービスには、マッチングサイト形式のものと、M&A仲介会社があります。
マッチングサイト形式は、自分で相手を探す必要がありますが、仲介手数料が比較的安価な傾向があります。一方、M&A仲介会社は、相手探しから交渉、契約までをトータルでサポートしてくれますが、仲介手数料は高くなる傾向があります。
どちらのサービスを選ぶかは、M&Aの経験や知識、予算などを考慮して決めましょう。
弊社

サービス内容 | ・M&Aの仲介及びアドバイザリー業務 ・企業価値評価、デューデリジェンス業務 ・M&Aプラットフォームの開発・運用 |
特徴 | ・売主は着手金・中韓報酬・月額報酬無料の完全報酬制 ・専門チームが安全で適正なM&A手続きを担保 ・伴走型コンサルティングサービス ・独自のM&Aプラットフォーム運営で、豊富な案件・買主へ迅速アプローチ ・豊富なM&A実績 |
料金 | ・相談・問い合わせ無料 ・完全成功報酬制で着手金・中間報酬・月額報酬無料 ・取引価格5億円以下の場合:手数料5% ※詳細は要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社 Camphor Tree |
公式サイト | https://mafrontier.com/ |
M&A Frontierは、スタートアップから事業承継まで、さまざまな企業のM&A(合併・買収)をサポートする仲介会社です。
経営資源や社員の雇用を守りながら、IPOに代わる出口戦略やオープンイノベーションを目的としたM&Aのほか、スムーズな事業継承をサポートしています。
M&A Frontierの強み
完全成功報酬制
着手金や中間報酬、月額報酬は一切不要で、M&Aが成約した場合のみ報酬が発生するため安心
専門家チームによるサポート
法務、財務、戦略の各分野のプロフェッショナルが連携
独自のM&Aプラットフォーム
豊富な案件情報を迅速に提供し、最適なマッチングを実現
各種手続きのバックアップはもちろん、株式価値の無料算定やデューデリジェンスのサポートも任せられるので、「M&Aのことがよく分からない」という方でも安心です。

売りたい方・買いたい方どちらのサポートにも精通しておりますので、安心してお任せください!
ラッコM&A

引用:ラッコM&A
サービス内容 | ・無料弁護士サポートサービス ・エスクローサービス ・Webサイトリアルタイム譲渡 ・サイト移行代行 など ※詳細は要問い合わせ |
特徴 | ・高い集客力 ・売却手数料無料 ・スムーズな取引で取引時間を最小化 ・安心のリーガルサポート |
料金 | ・売主:無料 ・買主:成約金額の5% 最低利用金額55,000円(税込) ※詳細は要問い合わせ |
運営会社 | ラッコ株式会社 |
公式サイト | https://rakkoma.com/ |
ラッコM&Aは、ウェブサイトやブログ、ECサイト、YouTubeチャンネルなどの売買を手軽に行えるM&Aプラットフォームです。売り手は無料で案件を掲載でき、買い手は希望のサイトを簡単に検索・交渉できます。M&A仲介を介さず直接取引できるため、手数料を抑えつつスピーディーな売買が可能です。
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「サイトを売りたい・買いたいけれど、どう進めればいいかわからない」という方にとって、ラッコM&Aは手軽かつ安全に取引できる理想的なサービスです。
こちらもチェック!
下記のニュースでラッコM&Aが取り上げられていますので、こちらも参考にしてみてください。
参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000040858.html
ウィルゲートM&A

引用:ウィルゲートM&A
サービス内容 | ・簡易調査・提案 ・買い手企業の選定および面談設定 ・条件交渉からM&A成立までの支援 など ※詳細は要問い合わせ |
特徴 | ・IT・Web事業領域のM&Aが得意 ・売り手想いのサービス設計 ・良心的な費用 ・豊富な提案数とスピード ・充実したサポート体制 |
料金 | ・完全成功報酬型 ・相談・資料請求・着手金:無料 ※詳細は要問い合わせ |
運営会社 | 株式会社ウィルゲート |
公式サイト | https://www.willgate.co.jp/ma/ |
ウィルゲートM&Aは、Web・IT領域に特化したM&A仲介サービスです。WebメディアやECサイト、ITサービスなどの事業売買に強みを持ち、豊富な実績と専門知識をベースにサポートを提供します。
M&Aの進行は完全成功報酬制で成約時のみ費用が発生するため、利用しやすいのも特徴です。また売却希望者の希望を重視しシナジーの高い買い手を見つけることで、事業の成長や従業員の雇用維持なども考慮した最適なM&Aを支援します。
さらに、ウィルゲートはWebマーケティング事業も展開しており、サイト運営の実務を熟知しています。その経験を踏まえ、事業価値の適正な評価や売却戦略の策定をサポートします。
ウェブサイトのM&Aに関するよくある質問

Q.収益がほとんどないサイトは売れますか?
収益がほとんどないサイトでも、売れる可能性はあります。ただし、収益性がない場合、評価が低くなりやすいので注意しましょう。
売れやすいサイトと売れにくいサイトの特徴をそれぞれ以下にまとめましたので、売却を検討する際に参考にしてみてください。
売れやすいサイトの特徴
・ブランド力がある(SNSフォロワー・業界での影響力)
・トラフィックが多いが未収益化(広告導入でマネタイズ可能)
売れにくいサイトの特徴
・アクセスがほとんどない(集客力が低い)
・コンテンツが少なく未完成(サイトの資産価値が低い)
「広告を追加するだけで収益化可能」とアピールすることで、収益が少ないサイトでも売却できる可能性を高めることができるでしょう。
Q.ウェブサイトのM&Aはどのような手順で進みますか?
ウェブサイトのM&Aは、一般的に以下のような手順で進みます。
ステップ | 内容 |
---|---|
1. 売却準備 | ・サイトの収益・PV・SEO評価を整理し、売却価格の目安を決める ・必要なデータ(収益レポート・アクセス解析)をまとめる |
2. 買い手探し | ・M&Aマッチングサイトや仲介会社を利用して買い手を募集する ・買い手と初期交渉し、興味のある候補を絞る |
3. 交渉・契約 | ・秘密保持契約(NDA)を締結し、詳細情報を開示 ・買い手と価格や条件を交渉し、基本合意書(LOI)を締結 |
4. デューデリジェンス(DD) | ・買い手が財務・SEO・収益の実態を確認 ・問題がなければ最終契約(SPA)を締結 |
5. サイト移行・引き渡し | ・ドメイン・サーバー・収益アカウントの移管 ・買い手への運営ノウハウ引き継ぎ |
6. 取引完了・売却代金の受領 | ・すべての移行作業が完了後、売却代金を受け取る ・必要に応じて税務処理・確定申告を行う |
スムーズなM&Aを行うためには、入念な事前準備と適切な交渉が重要です。
Q.ウェブサイトは出品してからどれくらいの期間で売れますか?
ウェブサイトの種類や規模、収益性、市場の状況などによって大きく異なりますが、一般的には1~3か月程度かかることが多いです。長いと半年以上かかるケースもあります。
ウェブサイトの規模や収益性ごとの売却期間の目安は以下の通りです。
・人気サイト・高収益サイト → 1週間〜1ヶ月(需要が高く、すぐに買い手が見つかる)
・中規模サイト(収益10万〜50万円/月) → 1〜3ヶ月(適正価格ならスムーズに売却)
・低収益・ニッチなサイト → 3〜6ヶ月以上(買い手が限られ、交渉が長引くことも)
スムーズにM&Aを進め、売却期間を短縮するためには、以下の点が重要です。
売却スピードは「サイトの魅力+価格設定+交渉力」によって大きく変わるので、ウェブサイトのM&Aを行う際には意識してみてください。
Q.個人間でウェブサイトのM&Aはできますか?
個人間でもウェブサイトのM&Aは可能です。しかしM&Aを進める上では、専門的な知識が必要となり、トラブルのリスクが高いため慎重に進めなければなりません。
個人間での取引に伴うリスクは、以下の通りです。
一方で個人間取引には、以下のようなメリットもあります。
・仲介手数料がかからない(M&Aプラットフォームを使わないためコスト削減)
・直接交渉できるため、柔軟な条件で取引しやすい
・知人間の取引なら、信頼関係のもと進められる
これらのメリットがあると言っても、個人間取引にはリスクが伴います。もし個人間で行う場合は、以下のポイントを気をつけましょう。
安全なM&Aを重視するのなら、やはりM&A仲介サービスやプラットフォームを活用するのが無難でしょう。

最後になりますが、ウェブサイトをM&Aする際の金額相場を確認しておきましょう。
