会社売却を検討しているけれど、 「どこに相談すればいいかわからない…」 「仲介業者に依頼すると費用が高そう…」 とお悩みではありませんか？ 近年、会社売却を支援するサイトが増えており、 M&A仲介業者を通さずに、 手軽に買い手を探せるようになりました。

この記事では、 会社売却におすすめのサイトを10社厳選し、 それぞれの特徴や選び方、 活用方法を徹底解説します。 手数料やサポート体制、 売却の流れについても詳しく解説するので、 会社売却を検討している方は必見です。 M&A仲介サービスとの比較も行い、 あなたに最適な選択肢を見つけるお手伝いをします。

会社売却におすすめのサイトを一覧表にまとめました

サイト名	価格	特徴	公式サイト	運営会社
TRANBI （トランビ）	・売り手：全て無料 ・買い手 TRANBIベーシック：税込4,378円/月 TRANBIビジネス：税込10,780円/月 TRANBIエンタープライズ：税込21,780円/月 ※詳細は要問い合わせ	・M&Aプラットフォームランキング1位 ・M&A案件掲載数2000件以上 ・売り案件への平均交渉申込数約15件 ・未経験者によるM&A成約率約75％ ・今すぐ交渉できる500万円以下の案件200件超	TRANBI（トランビ）	株式会社トランビ
バトンズ（BATONZ）	・売り手側 着手金、中間金、成約時料金無料 ・買い手側 着手金、中間金無料 成約時料金：成約価格の2％ ※詳細は要問い合わせ	・案件数・成約数No.1の信頼と実績 ・無料で始められる料金プラン ・初めてでも安心の充実サポート ・経験豊富なコンサルタントの伴走サポート	バトンズ（BATONZ）	株式会社バトンズ
M&A総合研究所	・譲渡企業側：着手金・中間金無料の完全成功報酬制 ・譲受企業側：着手金無料、基本合意成立後中間金が発生 ※詳細は要問い合わせ	・譲渡企業側は着手金・中間金無料の完全成功報酬制 ・M&A支援の実績豊富 ・AIを活用したマッチングでスピード成約 ・独自のマッチングの専門部署があり、素早い提案が可能 ・経験豊富なM&Aアドバイザーがフルサポート	M&A総合研究所	株式会社M&A総合研究所
M&Aサクシード	相談無料 ※詳細は要問い合わせ	・大手・優良企業と出会いやすい ・オンラインだからこそのマッチング数 ・他社との併用が可能	M&Aサクシード	株式会社M&Aサクシード
M&Aクラウド	会員登録無料 ※詳細は要問い合わせ	・3,100社以上のM&Aに積極的な買い手企業が登録 ・多くの売り手が来てとの直接交渉で譲渡を実現 ・直接交渉できるから本当に納得できるM&Aが実現	M&Aクラウド	株式会社M&Aクラウド
日本M&Aセンター	相談無料 ※詳細は要問い合わせ	・M&A仲介No.1の成約実績 ・圧倒的なM&A情報ネットワーク ・M&Aをワンストップで支える総合力 ・安心・安全にM&Aを実現する仕組み	日本M&Aセンター	株式会社日本M&Aセンター
アンドビズ （AND BIZ）	要問い合わせ	・企業を支援するプロフェッショナル集団 ・事業に合わせた専門家に相談できるスポットコンサル	アンドビズ（AND BIZ）	株式会社AND BIZ
スピードM&A	売り手側：登録料・着手金、中間金、最低成功報酬、手数料無料 ※詳細は要問い合わせ	・売り手の手数料、完全無料 ・無料相談OK ・圧倒的な成約スピード ・匿名で交渉をスタート	スピードM&A	株式会社日本経営研究所
fundbook （ファンドブック）	・着手金・中間金無料 ・買手相談無料 ・株価診断無料 ※詳細は要問い合わせ	・豊富なネットワークとプラットフォームマッチング ・各業界に精通した業界専門チームが丁寧に対応 ・士業専門家による万全なサポート	fundbook（ファンドブック）	株式会社fundbook
MAfolova （マフォロバ）	・登録・利用：無料 ・成約時費用：買収総額の1.5％または100万円のうち高い方	・業界内唯一の「非公開型」で、非公開案件オファーが届きます ・相手先の買収スタンスを重視するアドバイザーが利用 ・一度登録したら、待つだけで効率的な情報収集が可能	MAfolova（マフォロバ）	マフォロバ株式会社

会社売却におすすめのサイト10選！

TRANBI（トランビ）→国内最大級のM&Aマッチングサイトで小規模案件にも強い

価格	・売り手：全て無料 ・買い手 TRANBIベーシック：税込4,378円/月 TRANBIビジネス：税込10,780円/月 TRANBIエンタープライズ：税込21,780円/月 ※詳細は要問い合わせ
特徴	・M&Aプラットフォームランキング1位 ・M&A案件掲載数2000件以上 ・売り案件への平均交渉申込数約15件 ・未経験者によるM&A成約率約75％ ・今すぐ交渉できる500万円以下の案件200件超
公式サイト	TRANBI（トランビ）
運営会社	株式会社トランビ

TRANBI（トランビ）は、国内最大級のM&Aマッチングプラットフォームとして、多くの事業者から支持を集めています。特徴は、売却希望者と買収希望者がオンライン上で直接コンタクトを取れる点にあり、仲介手数料を大幅に抑えたスムーズなM&Aが可能です。

掲載案件数は業界トップクラスを誇り、売却希望者は無料で案件登録ができるため、リスクを抑えて売却活動を始められます。成約時にかかる成果報酬も比較的リーズナブルなため、初めてM&Aを行う中小企業の経営者にも利用しやすいサービスと言えるでしょう。

バトンズ（BATONZ）→仲介とフルサポートが選べる総合型M&Aプラットフォーム

価格	・売り手側 着手金、中間金、成約時料金無料 ・買い手側 着手金、中間金無料 成約時料金：成約価格の2％ ※詳細は要問い合わせ
特徴	・案件数・成約数No.1の信頼と実績 ・無料で始められる料金プラン ・初めてでも安心の充実サポート ・経験豊富なコンサルタントの伴走サポート
公式サイト	バトンズ（BATONZ）
運営会社	株式会社バトンズ

バトンズ（BATONZ）は、全国の中小企業・個人事業主向けにM&Aを支援する大手マッチングプラットフォームです。

バトンズの特長は、「自分で進める」か「専門家に任せる」かを自由に選べる点にあります。売却者は無料で案件登録でき、買い手との交渉も自力で進められるため、コストを抑えたM&Aを目指せます。

一方、専門家サポートを希望する場合には、提携士業やM&A仲介会社による支援を受けることもできるため、初心者でも安心です。スムーズな事業承継・会社売却を進めたい方にとって、心強い選択肢となるでしょう。

M&A総合研究所→専任アドバイザーによる完全成功報酬型のM&Aサービス

価格	・譲渡企業側：着手金・中間金無料の完全成功報酬制 ・譲受企業側：着手金無料、基本合意成立後中間金が発生 ※詳細は要問い合わせ
特徴	・譲渡企業側は着手金・中間金無料の完全成功報酬制 ・M&A支援の実績豊富 ・AIを活用したマッチングでスピード成約 ・独自のマッチングの専門部署があり、素早い提案が可能 ・経験豊富なM&Aアドバイザーがフルサポート
公式サイト	M&A総合研究所
運営会社	株式会社M&A総合研究所

M&A総合研究所は、完全成功報酬型を採用したM&A仲介サービスで、成約まで費用負担を抑えたい企業に最適な選択肢です。専任のアドバイザーが一貫してサポートを担当し、迅速かつ丁寧に売却活動を進められる点が大きな特徴です。

上場企業との豊富な取引実績もあり、会社の規模を問わず幅広い案件に対応しています。「できるだけ早く」「できるだけ高く」会社売却を進めたいと考えている経営者にとって、非常に心強いパートナーとなるでしょう。

M&Aサクシード→信頼性の高い買い手企業に直接アプローチできる

価格	相談無料 ※詳細は要問い合わせ
特徴	・大手・優良企業と出会いやすい ・オンラインだからこそのマッチング数 ・他社との併用が可能
公式サイト	M&Aサクシード
運営会社	株式会社M&Aサクシード

M&Aサクシードは、売り手企業と買い手企業が直接交渉できる、完全オンライン型のM&Aプラットフォームです。特徴は、厳正な審査を通過した買い手企業のみが登録しており、信頼性の高い相手と安心して交渉できる点にあります。

売却希望者は、匿名で案件を掲載できるため、外部に知られるリスクを避けながら売却活動を進めることが可能です。信頼できる企業とのマッチングを重視し、スピード感を持って会社売却を進めたい方に適したサービスです。

M&Aクラウド→買い手企業の「買いたいリスト」から逆提案できるマッチングサイト

価格	会員登録無料 ※詳細は要問い合わせ
特徴	・3,100社以上のM&Aに積極的な買い手企業が登録 ・多くの売り手が来てとの直接交渉で譲渡を実現 ・直接交渉できるから本当に納得できるM&Aが実現
公式サイト	M&Aクラウド
運営会社	株式会社M&Aクラウド

M&Aクラウドは、売却希望者が積極的に買い手企業へアプローチできるユニークなM&Aマッチングプラットフォームです。

従来型の「売り案件登録型」とは異なり、買い手企業が自ら「買いたい条件」を公開しているため、売り手はそのリストを見ながら最適な提案を行うことができます。これにより、条件の合う相手と効率よくマッチングできる点が大きな強みです。

さらに、売却活動を支援する専任コンサルタントによるサポートも受けられるため、初めてのM&Aでも安心して進められます。自社に合った買い手を能動的に探し、納得できる条件で会社売却を実現したい方に最適なサービスです。

日本M&Aセンター→中堅・中小企業の成約実績No.1クラスのM&A仲介会社

価格	相談無料 ※詳細は要問い合わせ
特徴	・M&A仲介No.1の成約実績 ・圧倒的なM&A情報ネットワーク ・M&Aをワンストップで支える総合力 ・安心・安全にM&Aを実現する仕組み
公式サイト	日本M&Aセンター
運営会社	株式会社日本M&Aセンター

日本M&Aセンターは、国内最大級のネットワークと成約実績を誇るM&A仲介会社です。全国の金融機関や会計事務所と連携し、売り手・買い手双方に対して幅広いマッチング機会を提供しています。特に中堅・中小企業の事業承継や成長戦略を支援する実績が豊富で、年間数千件規模の相談に対応しています。

また、譲渡価格の最大化を目指す戦略設計や成約後の統合支援（PMI）までワンストップで対応してくれます。信頼できる買い手企業との出会いを重視し、スムーズかつ高付加価値な会社売却を目指す方にとって、非常に心強いパートナーとなるでしょう。

アンドビズ（AND BIZ）→事業譲渡に特化した小規模・店舗型M&Aプラットフォーム

価格	要問い合わせ
特徴	・企業を支援するプロフェッショナル集団 ・事業に合わせた専門家に相談できるスポットコンサル
公式サイト	アンドビズ（AND BIZ）
運営会社	株式会社AND BIZ

アンドビズ（AND BIZ）は、店舗型ビジネスや小規模事業に特化したM&Aプラットフォームです。飲食店、美容院、整体院など、比較的コンパクトな事業規模の売却ニーズに対応しており、「店舗を閉める前に売却したい」「事業譲渡で次に引き継いでほしい」と考える経営者に最適なサービスです。

売却希望者は無料で案件を登録でき、買い手からのオファーを受ける仕組みになっているため、手軽に売却活動をスタートできます。必要に応じて専門家のサポートも利用できるため、初めてのM&Aでも心強いでしょう。

スピードM&A→最短30日で成約可能なスピード重視のM&Aサイト

価格	売り手側：登録料・着手金、中間金、最低成功報酬、手数料無料 ※詳細は要問い合わせ
特徴	・売り手の手数料、完全無料 ・無料相談OK ・圧倒的な成約スピード ・匿名で交渉をスタート
公式サイト	スピードM&A
運営会社	株式会社日本経営研究所

スピードM&Aは、スムーズな成約を重視した中小企業向けのM&Aマッチングプラットフォームです。売り手と買い手が直接やり取りできる仕組みが特徴で、仲介手数料を抑えながらスピーディに売却を進められる点が魅力です。

売却希望者は無料で案件掲載が可能で、買い手からの問い合わせに応じて交渉を進めるスタイルを採用しています。費用を抑えつつ、できるだけ早く事業承継や会社売却を実現したい経営者にとって、心強い選択肢となるでしょう。

fundbook（ファンドブック）→独自のマッチングモデルでより多くの選択肢から買い手を探せるM&Aサイト

価格	・着手金・中間金無料 ・買手相談無料 ・株価診断無料 ※詳細は要問い合わせ
特徴	・豊富なネットワークとプラットフォームマッチング ・各業界に精通した業界専門チームが丁寧に対応 ・士業専門家による万全なサポート
公式サイト	fundbook（ファンドブック）
運営会社	株式会社fundbook

fundbook（ファンドブック）は、テクノロジーを活用したM&Aマッチングサービスで、精度の高いマッチングとスピード感ある取引を実現しています。売却希望者は、企業の魅力を最大限引き出す専任アドバイザーのサポートを受けながら、理想的な買い手企業を探すことが可能です。

独自開発のプラットフォームにより、買い手側も効率よく案件を探せるため、売り手・買い手双方にとってメリットのあるマッチングが期待できます。上場企業や成長企業とのネットワークも豊富で、単なる事業承継だけでなく、成長戦略を見据えた売却を検討している企業にも適したサービスです。

MAfolova（マフォロバ）→業界内唯一の「非公開型」で、非公開案件に出会いやすいM&Aサービス

価格	・登録・利用：無料 ・成約時費用：買収総額の1.5％または100万円のうち高い方
特徴	・業界内唯一の「非公開型」で、非公開案件オファーが届きます ・相手先の買収スタンスを重視するアドバイザーが利用 ・一度登録したら、待つだけで効率的な情報収集が可能
公式サイト	MAfolova（マフォロバ）
運営会社	マフォロバ株式会社

MAfolova（マフォロバ）は、売り手と買い手をつなぐオンライン型のM&Aマッチングプラットフォームです。特徴は、売却希望者が匿名で案件を掲載できるため、情報漏洩リスクを抑えながら安全に売却活動を進められる点にあります。

さらに、売り手は掲載料・着手金が無料で、成約時のみ成果報酬が発生するため、初期費用をかけずにM&Aをスタートできるのも大きな魅力です。幅広い案件に対応しており、特に小規模な事業譲渡や後継者探しに適しています。費用を抑えつつ、スピーディかつ安全に会社売却を進めたい方におすすめのサービスです。

会社売却サイトを選ぶポイント

会社売却サイトを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮することで、よりスムーズで有利な売却を進めることができます。

1.手数料と費用体系を確認する

会社売却サイトによって、手数料や費用体系は大きく異なります。登録料、月額利用料、成約手数料など、どのような費用が発生するのかを事前に確認しましょう。特に、成功報酬型の手数料体系の場合、料率だけでなく、最低手数料の設定にも注意が必要です。

複数のサイトを比較検討し、自社の売却規模や条件に合った費用体系のサイトを選びましょう。

費用項目	詳細	注意点
登録料	サイトへの登録時に発生する費用	無料のサイトもあれば、有料のサイトもある
月額利用料	サイトの利用期間に応じて発生する費用	案件掲載数や機能によって料金が異なる場合がある
成約手数料	売却が成立した場合に発生する費用	成功報酬型の場合、料率だけでなく最低手数料も確認
その他費用	資料作成代行、専門家紹介料など	サイトによってサービス内容が異なる

2.サイトの信頼性と実績を確認する

会社売却は、企業の将来を左右する重要な決断です。そのため、利用するサイトの信頼性は非常に重要になります。運営会社の情報、過去の成約実績、ユーザーからの評判などを確認し、信頼できるサイトを選びましょう。実績が豊富で、多くの企業から支持されているサイトは、安心して利用できる可能性が高いです。

確認項目	詳細
運営会社	会社の設立年、資本金、事業内容などを確認
成約実績	過去の成約件数、売却金額などを確認
ユーザーレビュー	実際にサイトを利用したユーザーの口コミや評価を確認
セキュリティ対策	個人情報保護に関する取り組みや認証制度の取得状況を確認

3.サポート内容を確認する

会社売却の経験が少ない場合、専門家によるサポートがあると安心です。売却戦略の立案、買い手探し、交渉、契約手続きなど、どのようなサポートを受けられるのかを確認しましょう。M&Aアドバイザーによるサポートや、弁護士・税理士などの専門家紹介サービスがあるサイトは、より手厚いサポートを期待できます。

サポート内容	詳細
M&Aアドバイザー	売却戦略の立案、買い手探し、交渉などをサポート
専門家紹介	弁護士、税理士、会計士などの専門家を紹介
資料作成代行	売却に必要な資料の作成を代行
契約書レビュー	契約書の内容をチェック

4.利用可能な業種と企業規模を確認する

会社売却サイトによって、得意とする業種や企業規模が異なります。自社の業種や規模に合ったサイトを選ぶことで、より適切な買い手を見つけやすくなります。特定の業種に特化したサイトや、小規模企業向けのサイトなど、様々な種類があるので、事前に確認しましょう。

5.プライバシー保護の仕組みを確認する

会社売却の情報は、非常に機密性の高い情報です。情報漏洩のリスクを避けるため、サイトのプライバシー保護の仕組みをしっかりと確認しましょう。匿名での情報開示、買い手候補のスクリーニング、秘密保持契約の締結など、どのような対策が講じられているのかを確認することが重要です。

確認項目	詳細
匿名性	匿名での情報開示が可能かどうか確認
買い手スクリーニング	買い手候補の審査体制を確認
秘密保持契約	買い手との間で秘密保持契約を締結できるか確認
個人情報保護方針	個人情報の取り扱いに関する方針を確認

会社売却サイトを活用した売却の流れ

会社売却サイトを利用して売却を進める場合、どのようなステップを踏むのでしょうか？ここでは、登録からクロージングまでの一般的な流れを解説します。

会社売却サイトへの登録

まず、利用する会社売却サイトに登録します。登録時には、会社の基本情報（会社名、所在地、業種、資本金など）や、売却希望条件（希望売却価格、売却時期など）を入力します。サイトによっては、会社の財務情報や事業計画書の提出が必要となる場合もあります。

売却案件の掲載と買い手

登録後、売却案件としてサイトに掲載されます。買い手候補は、掲載された案件情報を閲覧し、興味のある案件があれば、売り手側にコンタクトを取ります。多くのサイトでは、匿名での情報開示が可能で、初期段階では会社名を伏せて交渉を進めることができます。

買い手との初期交渉

買い手候補からコンタクトがあったら、初期交渉を開始します。事業内容、財務状況、売却条件などについて、情報交換を行います。秘密保持契約（NDA）を締結し、より詳細な情報を提供するケースもあります。オンラインでの面談や、必要に応じて対面での面談を行うこともあります。

売却条件の調整と合意（基本合意書の作成）

初期交渉を通じて、売却条件（売却価格、支払い方法、クロージング日など）について、買い手と売り手の間で調整を行います。双方が合意に至ったら、基本合意書（LOI：Letter of Intent）を作成します。

デューデリジェンス（買い手による調査）

基本合意後、買い手は売り手に対してデューデリジェンス（Due Diligence）を実施します。

この調査を通じて、買い手は売り手企業のリスクや価値を評価し、最終的な買収価格を決定します。

最終契約の締結（売買契約書の作成）

デューデリジェンスの結果を踏まえ、買い手と売り手は最終的な売買契約書（Share Purchase Agreement：SPA）を作成し、締結します。売買契約書には、売却価格、支払い方法、表明保証、補償条項など、詳細な条件が記載されます。契約締結後、クロージングに向けて準備を進めます。

クロージング（取引完了）

売買契約書に定められたクロージング日に、株式譲渡や事業譲渡などの手続きを行い、取引が完了します。売却代金の支払いが行われ、経営権が買い手に移転します。クロージング後も、一定期間、売り手は買い手に対して事業運営のサポートを行う場合があります。

【結論】会社売却サイトとM&A仲介サービスはどちらを利用するべき？

会社売却を検討する際、会社売却サイトを利用するか、M&A仲介サービスを利用するか迷う方もいるでしょう。どちらを選ぶべきかは、会社の規模、売却の目的、希望するサポート体制などによって異なります。ここでは、それぞれの特徴を比較し、どちらが適しているかを判断するための材料を提供します。

比較ポイント	会社売却サイト	M&A仲介サービス
コスト	安い（1%〜3%程度）	高い（3%〜10%＋着手金）
サポート	ほぼなし	トータルサポートを提供
信頼性	やや低い	高い（NDAや専門家のサポートあり）
売却価格	安くなるリスクあり	高く売れる可能性が高い

コスト面の比較

会社売却サイトは、一般的にM&A仲介サービスよりもコストを抑えられる傾向があります。

項目	会社売却サイト	M&A仲介サービス
成功報酬	売却価格の1%〜3%程度	売却価格の3%〜10%
着手金	基本的に不要	50万円〜300万円程度
デューデリジェンス費用	基本的に自己負担	100万円〜500万円（別途必要な場合あり）
その他の費用	契約書の作成費用など（必要に応じて）	PMI（経営統合）費用、弁護士費用、税理士費用など

会社売却サイトは、自分で買い手を探すため、仲介手数料を抑えることができます。一方、M&A仲介サービスは、専門家が交渉を代行するため、高額な費用が発生します。

サポート面の比較

サポート体制は、会社売却サイトとM&A仲介サービスで大きく異なります。

項目	会社売却サイト	M&A仲介サービス
買い手探し	自力で探す必要がある	専門家によるネットワーク活用
交渉サポート	ほぼなし	買い手との交渉を代行またはサポート
契約サポート	基本的に自己対応	専門家による契約書作成・確認
情報開示の管理	自己管理が必要	専門家がNDA締結や情報管理をサポート
売却後の支援	ほぼなし	PMI（経営統合）の支援を提供する場合も

会社売却サイトは、あくまでプラットフォームの提供がメインであり、サポートは限定的です。一方、M&A仲介サービスは、M&Aに関する全てをサポートしてくれます。

信頼性・安全性の比較

会社売却は、機密情報を取り扱うため、信頼性と安全性が重要です。

項目	会社売却サイト	M&A仲介サービス
買い手の信頼性	誰でもアクセスできるため不安あり	仲介会社のネットワークによる信頼性が高い
情報漏洩リスク	高い	NDA（秘密保持契約）によってリスクを軽減
契約内容の不備	自力での作成によりリスクがある	専門家によるサポートでリスクを抑えられる
トラブル時の対応	自己責任	弁護士や専門家がトラブルを解決するサポートを提供

会社売却サイトは、運営会社の信頼性や情報管理体制を確認する必要があります。M&A仲介サービスは、専門家が関与するため、法的に安全な取引が可能です。

売却価格の比較

売却価格は、会社の価値を適正に評価してもらえるかどうかで大きく左右されます。

項目	会社売却サイト	M&A仲介サービス
売却価格	安くなるリスクがある	高く売れる可能性が高い
価格交渉力	自分の交渉力に依存	専門家による交渉で有利な条件を引き出しやすい
買い手候補の幅	多いが質はピンキリ	信頼できる買い手を厳選できる
競争入札の活用	ほぼなし	買い手の競争を利用し高値を引き出せる

会社売却サイトは、自分で価格交渉を行うため、相場観がないと不利になる可能性があります。M&A仲介サービスは、専門家が企業価値を算定し、適切な価格で売却できるようサポートします。

会社売却サイトとM&A仲介サービス、どちらを選ぶべきかは、上記の比較を参考に、ご自身の状況に合わせて慎重に検討しましょう。

会社売却サイトの利用前に「MA Frontier」へ無料相談してみませんか？

弊社MA Frontierでは、スタートアップ型・成長戦略型・事業承継型など、さまざまな目的に応じて最適なM&Aの戦略をご提案しています。

弁護士や公認会計士、戦略コンサルタントなどの専門家チームを擁し、企業の売却をご検討の経営者様を徹底的にサポートいたします！

「新しいビジネスモデルを考えたい」「停滞している企業の経営を変えたい」「独自の技術やノウハウを継承したい」など、背景は企業様によってさまざまです。

弊社では法務・財務・税務の各側面から、M&Aの複雑な手続きを安全に進められるようお手伝いいたします。　

なお、売主様に対しては着手金・中間報酬・月額報酬が一切発生しない完全成功報酬制を採用しており、成約後の売却代金から報酬をお支払いいただくフローとなっているため安心です！

さらに、弁護士や公認会計士などが財務面でのリスクをしっかりと検証するため、M&A取引に必要な各種書式や契約書の準備も円滑に進めていただけます。

この他にも、以下のようにさまざまなご依頼を承っておりますので、まずは無料相談にてお気軽にご相談ください。

会社売却サイトに関するよくある質問

Q.会社売却の相場はどれくらい？

A.会社売却の相場は、企業の規模、業種、収益性、成長性など、様々な要因によって大きく変動します。

正確な相場を知るためには、専門家（M&Aアドバイザーなど）に企業価値評価を依頼することをおすすめします。会社売却サイトの中には、簡易的な企業価値算定ツールを提供している場合もあるので、参考にしてみるのも良いでしょう。

Q.会社売却サイトの利用には費用がかかるの？

A. 会社売却サイトの費用体系は、サイトによって大きく異なります。

費用体系	概要	メリット	デメリット	主なサイト
完全無料	登録から成約まで一切費用がかからない	初期費用を抑えられる	サポートが限定的な場合がある	事業承継ナビ
月額料金制	月額固定の利用料金が発生	案件掲載数や利用機能に制限がない場合が多い	成約の有無に関わらず費用が発生	M&Aクラウド
成功報酬制	成約時にのみ、売却額に応じた手数料が発生	初期費用を抑えられる 成約しなければ費用は発生しない	売却額によっては手数料が高くなる	TRANBI、バトンズ、funDeal

各サイトの費用体系をしっかりと比較し、自社の状況に合ったサイトを選びましょう。初期費用だけでなく、成約時の手数料も考慮することが重要です。

Q.会社売却サイトで売却までにどれくらいの期間がかかる？

A. 会社売却サイトを利用した場合の売却期間は、案件の規模や内容、買い手との交渉状況によって大きく変動します。

最短で数ヶ月で売却が完了するケースもありますが、半年～1年程度の期間を要することも珍しくありません。 スムーズな売却を実現するためには、早めの準備と専門家への相談が重要です。

Q.複数の会社売却サイトを同時に利用しても良い？

A. はい、複数の会社売却サイトを同時に利用することは可能です。

複数のサイトに登録することで、より多くの買い手候補にアプローチでき、売却の可能性を高めることができます。

複数のサイトを効率的に活用し、最適な買い手を見つけましょう。